開業規制の影響について

札幌でクリニックを開業する場合、2026年4月から始まる「開業規制」の直接的な影響は“ほぼゼロ”です。札幌市は現時点で「外来医師過多区域」に指定されておらず、東京中心部のような追加要件・制限はかかりません。ただし、医師偏在対策の流れは全国に及ぶため、将来的な見直しや地域医療への貢献が重視される傾向は強まります。

🏥 札幌での開業に与える影響(2026年〜)

✅ 1. 札幌は規制対象外

→ 開業ハードルは従来どおり • 2026年4月施行の新制度は「外来医師過多区域」だけが対象。 • 候補区域は全国330区域のうち約3%で、札幌市は含まれていない。 そのため、 • 事前届出の追加 • 夜間・在宅医療などの協力要請 • 保険医療機関指定の短縮リスク といった“都市部特有の制限”は札幌では発生しません。

🩺 2. 札幌での開業環境はむしろ追い風

全国的な医師偏在対策では、 • 医師少数区域での開業支援 • 地方での誘致策の強化 が進む方向にあります。 札幌は政令市で医療資源は比較的豊富ですが、 • 在宅医療 • 小児科・産科 • 精神科 などは地域差があり、行政の支援対象になりやすい領域もあります。

📍 3. 札幌で想定される“間接的な”影響

🔸 (1) 都市部規制で開業希望者が札幌へ流入する可能性 東京中心部での開業が難しくなるため、 • 札幌 • 仙台 • 福岡 などの大都市に開業希望者がシフトする可能性があります。 競争はやや増える可能性がありますが、 札幌は人口規模に対して医療需要が安定しており、 過密化リスクは東京ほど高くありません。

🔸 (2) 地域医療への貢献が重視される流れは札幌にも波及 制度の対象外でも、 • 夜間・休日対応 • 在宅医療 • 多職種連携 などを提供するクリニックは行政評価が高まり、 補助金や連携機会が増える可能性があります。

🔸 (3) 美容クリニックは競争激化の可能性 美容医療は自由診療で規制対象外ですが、 東京の規制強化で開業場所を札幌に移す事業者が増える可能性があります。 (特に大通・すすきの周辺)

🗺 4. 札幌での開業戦略:診療科別のポイント

📅 5. 今後の見通し(札幌)

• 2026年時点では規制対象外 • 医師偏在の状況次第で、将来的に区域見直しの可能性はゼロではない • 地域医療計画の改定(2028年頃)で札幌の位置づけが変わる可能性あり

🔚 まとめ

札幌でのクリニック開業は、2026年の規制強化の“影響をほぼ受けない”地域です。 開業に関してご相談お待ちしております

伊藤昌弘

伊藤昌弘 (株式会社メディプラン 取締役)

株式会社メディプランにて医院開業、医院継承をサポート。豊富な経験を活かし、開業を検討している医師、医院承継案件を行っています。